2018年2月12日月曜日

中学校でのアトリエ~書初め

今年は日本が大寒波で、雪もたくさん降っていると聞きました。
パリやセーヌ・エ・マルヌ県では、 平均12度ほどの気温が続いていましたが…
ついに先週の始めに雪が降り、1週間ずっと積もっていました。
気温もマイナス8度まで一気に下がり、気温差にびっくりです!
日本のニュースで、パリ市内でスキー通勤をする人が話題になったようですね。(笑)
フランスは、大の大人がキックボードで通勤してしまう国です!
きっと本当にあり得るやろな~と考えていたら、昼休みにショッピングモールでスキー用ズボンに登山靴姿のカップルなんかも見かけました。

さて、そんな雪の街になる前、月に1度ほど日本文化講義のために訪問している中学校で、遅めの書初め大会をしました!
今回は担当の先生が道具を用意してくれたので、私はみんなの書く字を見たりアドバイスをして回りました。
紙は、筆に水をつけて書くと文字が浮き上がるという、特別な用紙でした。
これだと墨汁で机や周りの物を汚す心配がありません!

半紙の色も緑、ピンク、グレーと種類があり、どれを選ぶかでも楽しんでいました。
水が乾くと文字が消えるので、同じ紙に何度でも書くことができます。
 
先生がお手本を見せます。みんな真剣な表情で見ていました。

ひらがなの「く」など簡単な文字は余裕の様子でしたが、「の」「め」「あ」など、くるっと丸みをつける文字ではみんな苦戦して「上手く書けない!」と笑っていました。
それでも、多分初めて持った筆でスラスラと書き進めていき、トメやハネまでしっかりと意識していたので感心しました!
自分の名前や誰かへのメッセージ「ありがとう」などを書いて、最後はみんなスマホでパシャリ。
「水が消える前に撮らなきゃ!」と大騒ぎでした。

2018年2月10日土曜日

家のキッチン工事

寮の部屋の台所が大変身しました!
数年前から、代々コーディネーターが住んできた部屋。
「火災警報器が敏感すぎてすぐアラームが鳴る」という引き継ぎを受けていました(笑)が、これは寮全体の課題だったようです。
(いつも火災報知器が鳴るので、もうオオカミ少年状態でした。)
 
頭上に取り付けてあった棚が、換気を妨げてサイレンを鳴らす原因になっていたようです。
週に1度は寮内の誰かが鳴らして本当に驚かされたので、料理中は絶対鳴らすまいと、いつもぴこぴこの点滅を睨みつけていました。

工事は、1フロア全部の部屋の各キッチンでいっぺんに行われたので、毎日ちょっとずつしか進みませんでした。
おかげで3日間はキッチンなし生活でしたが、新キッチンが予想以上に素敵だったので許せます!
調理台が木製に、コンロがIHに、壁がタイルから断熱?に変わり、デザイン性抜群です!
(イメージは北欧インテリアの台所…)

工事のおじさん達はやはりフランス人!という感じで、無理はせず、仲間と常に相談し合いながら働いてられました(フランスは何でも議論する国です)。
フロア最後の仕事に、私の部屋の棚に支えの棒を付けるか付けないかの議論を10分ほどした後これを完成させると、歓声を挙げながら満足気に帰っていきました。

これで少しキッチンが好きになり、フランス料理にも手を出してみようかな、、と考え始めてみたところです。

無事に帰国しました

ご報告がとても遅くなりましたが、10月の初めに1年間の派遣生活を終え日本へ帰ってきました。 日仏交流コーディネーターとしてセーヌ・エ・マルヌ県に派遣され、仕事でも私生活でも、簡単にはできないような体験を幾つもさせてもらうことができました。県内の複数の教育機関での日本文化紹介や...