2018年7月27日金曜日

JAPAN EXPO

7月上旬の週末にパリ近郊で開催された「ジャパン・エキスポ2018」に行ってみました。
ジャパンエキスポは日本文化を紹介する一大イベントとして、日本でも良く知られています。
1999年に始まり、すごい勢いで来場者数が増え、ここ数年は毎年20万人を超えています。
今年は特に日仏友好160周年で、これを祝う一連のイベント「ジャポニスム2018」(2018年7月~2019年2月)と重ねて、和太鼓・三味線演奏など多くの特別企画が用意されました。
JAPAN EXPOといえば漫画・アニメのイメージが強いですが、実際に行ってみるとさまざまな日本文化が紹介されていました。

とても大きな展示会場で、この鳥居の入り口から実際の催事場までさらに10分ほど歩きます。




広島県PRの将軍ダンス
県のPRブースもいくつかありました。

伝統芸術コーナー

(誰か分からないですが…完成度高い人でした。)

とっても可愛いかったです!

もちろん漫画とアニメの人気は、学校訪問の時にも感じましたが、驚くほど大きいです。ジブリもフランスで大人気です。



 
今年兵庫県パリ事務所で数回にわたり「宝塚歌劇アトリエ」を開催中の元タカラジェンヌ、天瀬いずるさんによるサイン会やショーも、今年のJAPAN EXPOの目玉のひとつとして宣伝されていました!これで兵庫県もばっちりPRです。

日本から遠く離れたヨーロッパの中心で、こんなにも日本文化が大きく紹介され多くの人が日本に興味をもっていることには、本当に感動しました。
開催日程中は、パリの観光地でもJAPAN EXPO帰りにコスプレ姿のまま散策している人を見かけました。フランス周辺国からの参加者も多いようです。
(日本と違いコスプレは各々家で完了させてくるので、会場までの道のりはすでにピカチュウやルフィのパレードです)
周りも気にせず街全体で夏を楽しむ、日本人としては本当に嬉しいイベントでした!

目当て「ピコ太郎を見る」も叶いました!!!
(アンバサダーとして参加)

2018年7月16日月曜日

今週末②W杯決勝戦

フランス革命記念日に続いたのは、なんといっても7月15日(日)のサッカーワールドカップ決勝です!!!
フランスでのサッカーの人気は凄まじくて、4月頃からすでにマンション、スーパー、どこでも世界の国旗が飾られ始めました。
そして大会が開幕してからの1か月間は、フランスのユニフォームを着た人を常に電車で見かけ、フランスの試合がある度、顔にトリコロールのペイントをした人が街に出現しました。

そして、フランス20年ぶりの優勝です!!

決勝戦は寮のそばにあるカフェ前に見に行ってみました。
 
写真は始まったばかりの時ですが、道路側にはオートバイがたくさん止めてあり点が入る度にクラクションを鳴らしながら道路を暴走します。
試合が終わった瞬間はこの静かな住宅街でも花火、爆竹、クラクション、歓喜の叫びでいっぱいになりました。
パリでは夜中じゅうお祭り騒ぎが続きました。

(TF1より)
パリ中サポーターで溢れ返っていました。

(France Infoより)
凱旋門でもニューイヤーイベント顔負けのお祭り騒ぎです。


私も、歴史的な瞬間にフランスに居られて、忘れられない日になりました。
日本もコロンビアに対して歴史的な勝利を掴んだし、とても良い大会でした!

先月のまだグループリーグの時、訪問先の小学校で、1998年優勝時のユニフォームを着用した校長先生が、「17時から試合があるから」と皆の帰宅をかなり急いた。校門まで見送ってくれながら前回優勝時のことを熱く語ってくれた。
今先生はどれだけ喜んでいるか…

今週末①革命記念日

「13日の金曜日」後の今週末は、かなりアツいフランスでした。
7月14日(土)はフランス革命記念日です。
この日は朝早くからパリのシャンゼリゼ大通りで軍事パレードが行われ、上空では戦闘機がフランス国旗のトリコロールを描きながら約60機も飛びます。

(France Infoより)

今年は日本の海軍自衛隊もシンガポールと合同でパレードに参加していたので驚きました。
7月より始まった「ジャポニスム2018」に関連したの1つのようです。
(フランスでの「ジャポニスム2018」の催しは来年2月まで続きます。日仏友好160年などを祝うイベントで、芸術、建築などさまざまな日本文化が紹介されます。詳しくはこちらをご参照ください。https://japonismes.org/

さらに驚いたのは、シャンゼリゼを飛んでいた戦闘機が数秒後に寮の上空に飛んできたことです!
慌てて窓際から激写した写真がこちらです。
写真だとトリみたいですが、、迫力ありました。
 
また7月14日といえばフランスではもう1つの風物詩が。
日本でも毎年ニュースで流れていますが、パリとその周辺では13日の夜から14日未明まで消防士がダンスパーティーを開催します。
近年始まったイベントかと思いきや、その歴史は1930年代まで遡るそう。
当時は消防士の体力と技を披露する催しでしたが、今はDJポリスならぬDJポンピエ(消防士)?が夜通し会場を沸かせます。

前夜はこれ、そして14日の夜はエッフェル塔で花火が盛大に打ち上げられ、祝日は幕を閉じます。
ちなみに、日本では「パリ祭」と呼ばれるこのナショナルデー、フランスではこのような言葉はなく、ただ「7月14日(Quatorze Juilletキャトールズ・ジュイエ)」と呼ばれます。
ぜひパリを訪れてみたい1日ですが、混雑は覚悟です!

無事に帰国しました

ご報告がとても遅くなりましたが、10月の初めに1年間の派遣生活を終え日本へ帰ってきました。 日仏交流コーディネーターとしてセーヌ・エ・マルヌ県に派遣され、仕事でも私生活でも、簡単にはできないような体験を幾つもさせてもらうことができました。県内の複数の教育機関での日本文化紹介や...