2017年11月28日火曜日

天皇誕生日レセプションパーティー

11月上旬に、在フランス日本国大使館で「天皇誕生日祝賀レセプション」が催されました(実際の日にちより大分早い時期でした)。
レセプションでは日本の県や企業などが自慢の食べ物やお酒をふるまっていましたが、私も今回パリにある兵庫県海外事務所のお手伝いをさせてもらいました。

会場の一室 
 
大使のご挨拶中。300人ほどの来場者があったようで、会場は満員でした。

大使や、映画かと思うような華やかな制服を着たご要人、ゲストとして来られる各国の大使館の方など、普段絶対に目にすることのない光景をしっかり心に焼き付けました。


日本で大人気のラーメン店や、香川県から本場の讃岐うどん、そしてこちらも大人気の牛丼など、日本の自慢の食が揃い、大盛況でした。

兵庫県は灘の清酒や兵庫の地酒数種類と、丹波黒豆の豆菓子でもてなしました。
フランス人の日本酒への反応はとても良く、特に辛口を好む人が多かったように思います。
しかしなんといっても黒豆菓子が大人気で、「これはいいわね」と口コミが広がり、満員の会場を抜けて黒豆を食べに戻って来てくれるリピーターも数人いました!!
自然の甘さを生かした日本のお菓子がフランス人にも受けたのは、とても嬉しいことです。
「これはパリでも手に入るの?」と聞かれる方もいましたが、もし買えるなら私もすぐにお店へ行きたいです。パリへの丹波の黒豆進出、いかがでしょうか。



兵庫県パリ事務所のテーブル。
お隣は広島県ブースでした。



2017年11月23日木曜日

朝の日本語教室

11月から週に4回、早朝に日本語の授業をしています。
授業と言っても、大学の正式な日本語授業を受講している学生さんへの補講です。
自由参加で朝8時から始まるので、早起きして日本語を勉強したい学生さんたちが来てくれて、熱心に話を聞いてくれます。

授業ではいろいろなことを実験してみています。
メインは発音の確認や会話の訓練で、ひたすら繰り返してもらったり、会話を覚えて2人ずつ発表してもらったり、皆で問題集を解いたり…

目を覚ましてもらおうと立って輪になって数字を言い合うゲームをしたときは、やはり大学生なので「立つのかよ~」とめんどくさそうにしながらも、楽しくやってくれました。

それから、「これは~です」「あれは~です」と言う練習のために家から時計や手紙、ノートなど本物を持ってきて指すと、のりのりで答えてくれました。
ラジオを出してみたときは「それ持ってきたのかよ!」みたいな笑いが起こりました。。反応が良いとニヤニヤしてしまいます。

週4日のうち3日は日本語学習1年目向け、1日だけ2年目向けで行っていますが、中には「復習もしたいから」と毎日来てくれる学生さんもいます。嬉しいです🙌
寮から教室まで歩いて10分の私は、毎日電車や車で数十分かけてきてくれる子たちに感服しています(最近は5分前に飛び出すことも。。ひんやりな朝の猛ダッシュは目が覚めます)。


2017年11月17日金曜日

ワイン、パン、チーズ

フランスの食事と言えば、これ!と思い浮かぶこの3つ、フランスに来て、本当に欠かせないのだなあとよく感じます。

まず、「フランス人はワインを水のように飲む」とよく聞きます。
もちろんフランス人でも全員が好きという訳ではないようですが、やはり当たり前のようにワインが登場し、食事のお供に瓶がみるみる空くのを見て驚きます。
それから日本と比べて驚くのは、仕事の合間にも飲んでしまうことです。
先日、所属しているSMD(セーヌ・エ・マルヌ県経済振興公社)の全スタッフでの昼食会がありました。
フランスでは職場の歓迎会や送別会、パーティーなどは夜ではなく昼に行うのが普通なのですが、この日も皆でレストランへ行き、まずは飲み物をと注文を取りに来た店員さんに、ほとんど全員がワインで「はーい」と手を挙げていました。
SMD1番のお偉いさんもワインをおともに陽気に話していました。
しかしなんと食事会の後は会議があるからと、大半の人がぴしっと切り替えて職場に戻っていきました。強いです。

つぎにパン(=バゲット)は、レストランでも家の食事でも、まず初めに必ず出てきます。
料理ができるまでのおつまみという感じですが、そのまま食事に入っても食べ続けます。
レストランではパスタやピザを頼んだときにもお構いなく持ってきてくれます。以前「関西人はうどんと炊き込みご飯、ラーメンとチャーハンて、炭水化物×2で食べるのがあり得ない」と言っていた東京出身のフランス文学の先輩に、これはどうかとちょっと聞いてみたいところです。
美味しくて他に何もなくても飽きずに食べられるので、いつも手が止まりません。

それから日本では高くて手を出しにくいチーズも、こちらではとても気軽に買うことができます。
フランスパンと一緒に食べるととにかく美味しく、やっぱり自然とワインに手がのびてしまいます。
以前、日本に住んでいるフランス人の友達が「チーズはフランスのソウルフードで、日本人にとっての納豆みたいなものなんや。匂いの臭いチーズが本当においしいねん」と教えてくれました。(私は納豆を愛しているので、そうか!と深く納得しました。)
農業大国フランスの3点セット、やっぱり土地の食べ物はとても合うように出来ているのだなと思います。

今日(11月16日)はボジョレーヌーヴォー解禁日だったので、ワインにつなげて書いてみました。
フランスでは祝う人は祝うという感じらしく、事務所の同僚アメリはお隣のあばさんがボジョレーを祝うのが好きだから呼ばれると言っていました。
日本でもこの日にワインをたくさん売り出していますよね!
でも解禁日に日本で完璧にワインが用意されてるなんて、考えたらおかしい…
日本に出回るのは実は去年のワインだったりするようです、でもおいしければ何でもいいですね!
検索してみたら「ボジョパ」なんてイベントもあったみたいです。。。🍷

2017年11月13日月曜日

先輩パリジェンヌとのお昼

しばらく書けておらず、これから何回かは回想投稿になってしまいます。。

10月のことですが、パリに在住されている元日本文化教師(日仏交流コーディネーターの旧称)の先輩がご連絡をくださり、初めましてにも関わらず、ご夫婦で美味しいお昼をごちそうしてくださいました。

パリの観光名所があれもこれもと見える、とても素敵なアパルトマンにおじゃましました💮
建物の出入り口、お部屋までの階段、すべて映画で見たようなパリの雰囲気があり、じっくり眺めてしまいました。

勝手に撮ってしまいました。



窓からは、エッフェル塔をはじめいくつも名所が見えました!
右の方のビルは上ると眺めが素晴らしい(らしい)モンパルナスタワーです
感動です。


 

ゆっくりお食事をしながら、セーヌ・エ・マルヌ県経済振興公社や学校での日本文化授業、またフランスと日本の良い所悪い所についても話し合ったり、アドバイスをくださったり、とても有難い時間を過ごしました。

兵庫県国際交流協会からセーヌ・エ・マルヌ県に派遣された先輩方は、語学教師になられた方や現在もヨーロッパにいる方など、皆さんこの経験を生かしていろんな方面で活躍されています。
私も何か目標をもって自分らしい1年を過ごしたいなと思います。何か目標を。。

ところで、フランスでは地区や地域によって家の中から流れてくる音楽に特徴があるというお話をしたのですが、パリの中でもちょっと良い地区ではクラシックの曲(子供が習い事の練習をしていたり)が流れてくると聞き、「花の都パリ」のイメージどおりだと思いました。
ちなみに私の住んでいる所は、好きな街ですが聞こえる音楽はいつもラップ系です。嫌いではないですがこればっかりなのでもういいよって思う時があります。。帰りの電車でもまた、頭を振る若者のイヤホンから打ち込み音がつんつく聞こえてきました。。


素敵な出会いに感謝です!
 


無事に帰国しました

ご報告がとても遅くなりましたが、10月の初めに1年間の派遣生活を終え日本へ帰ってきました。 日仏交流コーディネーターとしてセーヌ・エ・マルヌ県に派遣され、仕事でも私生活でも、簡単にはできないような体験を幾つもさせてもらうことができました。県内の複数の教育機関での日本文化紹介や...